アクターの配置
COMBridgeManager プラグインでは、様々なゲームで共通して利用できる Game-Python Bridge の基本的な処理をまとめたブループリント関数ライブラリと、 それを定期的に実行するアクターを提供しています。
この中で Game-Python Bridge の通信処理、共通して利用可能なゲーム内情報の収集を行う処理を実装していますので、 これをゲームの各パーシスタントレベルに配置するだけで、自動テスト対応の基礎的な部分は完了となります。
レベルとライブラリの確認
プラグインで提供するレベル、ブループリント関数ライブラリはエディターのコンテンツブラウザの下の方に表示されます。
プラグイン自体はプロジェクトごとに存在するので、以降このプラグイン内のファイルを直接改変することを推奨します。
プラグインの種類
プラグインには標準でBP_COMBridgeManager
とBP_COMBridgeManagerColTest
の二種類のアクターが用意されています。
BP_COMBridgeManager
BP_COMBridgeManager
は各ゲームプロジェクトごとに共通する処理をまとめた、いわゆるマネージャークラスです。
このアクターを任意のパーシスタントレベルに配置することで、以下の処理が行われるようになります。
- 外部プログラムと TCP 接続を確立する
- ゲームのフレームレートに依存せず、毎秒 30 回(デフォルトの場合)の頻度でゲーム内情報を送信する
BP_COMBridgeManager
をそのまま使用すると、レベルごとに異なる処理にしたい場合に困る可能性があります。
必要に応じてコピーを作成していくことを推奨します。
このアクターはTick
の周期を1/SendPerSecond
に設定するようにしてあります。
これをすることでゲームのフレームレート設定に依存することなく、定期的なゲーム内情報収集が行えるようになっています。
SendPerSecond
変数 … 1 秒間に送信する頻度(デフォルト: 30)
BP_COMBridgeManagerColTest
BP_COMBridgeManagerColTest
は、BP_COMBridgeManager
の処理に加えて、Collision Checker 用の処理を含めたものです。
コリジョンチェックを実施したいパーシスタントレベルにはこちらを配置してください。
各パーシスタントレベルへのアクターの配置
BP_COMBridgeManager
もしくはBP_COMBridgeManagerColTest
をコピーしたものに適切な名前を付け、パーシスタントレベルに直接配置していきます。
BP_COMBridgeManager
は送信するデータの内容ごとに必要になる(例えばタイトル画面とゲーム中は同じように扱えない)ため、
オリジナルを残しておき、コピーしたものを改変していくと良いでしょう。